あおぞら銀、米投資ファンドに顧客情報漏らす（読売新聞）

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2003年01月09日(木) 12時44分

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　あおぞら銀行が昨年１月から２月にかけて、貸出先の社名や事業内容などの顧客情報を米投資ファンドのサーベラスに漏らしていたことが９日、明らかになった。サーベラスは同行株の約１１％を保有する主要株主で、ほかの株主からのあおぞら銀株式買い増しに関連した顧客情報の提供を求め、あおぞら銀が応じたという。

　あおぞら銀は、「サーベラスとは外部に情報を漏らさないとの契約を結んだうえで情報を提供した。格付け会社などに提供している情報内容と大差はなく、守秘義務違反などにはあたらない」と説明している。

　ただ、昨春の検査で事態を把握した金融庁から「情報管理に不備があった」との指摘を受け、情報管理体制を見直したとしている。

　あおぞら銀では、筆頭株主のソフトバンクが保有株売却の方針を示し、サーベラスや三井住友フィナンシャルグループなどが買い手に名乗りを上げて、交渉している。

(1月9日12:44)