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2003年01月09日(木) 14時26分

「090金融」一斉摘発/県 警琉球新報

貸金業法違反容疑で090金融業者の事務所などを家宅捜索する捜査員=9日午前11時4分、那覇市与儀
   那覇署と県警生活保安課の合同捜査班は9日午前、無登録の上、法定の20倍以上の高金利で県内に住む主婦など計5人に合計41万円を貸し付けていたとして、貸金業法違反(無登録)と出資法違反容疑(高金利の契約)で那覇市内のヤミ金融業者と関連する業者の事務所を家宅捜索するなど一斉摘発した。また、同日午後にも別の業者の事務所などを家宅捜索するとともに、容疑が固まり次第、貸し金業者の男3人を逮捕する。業者らは携帯電話を利用するいわゆる「090金融」業者。090金融の摘発は県内で初めて。
 調べでは3人はアタックなどの名称で那覇市内を中心に電柱などに「即日融資」「ブラックOK」などと記したチラシなどを張り付け、記載された携帯電話番号に申し込んだ人に金を貸す090金融業者。いずれも県知事などの登録を受けないで2002年10月から11月にかけて、那覇市内の喫茶店などで主婦や会社員など5人(延べ9件)に合計41万円(実質交付額32万8000円)を貸し付けるなど無登録で貸金業を営んでいたほか、法定の1日当たりの限度利率(0・08%)を20倍以上上回る1・66%という、高金利の利息を受け取る契約をしていた疑い。
 主婦らはこの貸金業者から1人当たり3万円から最高5万円を借りていた。業者はいずれも無店舗で喫茶店や、公園、駐車場などを指定して、借金を申し込んだ被害者らと合流、現金を貸し付けていた。また、その際、被害者に郵便局の口座を作らせ、カードは業者側が回収。この口座に週1回利息を振り込ませて利息を受け取っていた。
 那覇署などの合同捜査班は被害者からの相談を受けて昨年11月ごろから、内偵捜査を進めていた。捜査班では3人が同率の利息で貸し付けていたことや同じ車を使っていたこと、またいずれも事務所が近いことなどから3人の関係や、暴力団などの組織的な関与がなかったかなどについても今後、詳しく調べる方針。(琉球新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030109-00000021-ryu-oki

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