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2003年01月08日(水) 03時07分

八女茶偽装 新たに5品目発覚 農水省 全農に業務停止命令へ西日本新聞

 全国農業協同組合連合会(全農、本部・東京、木下順一会長)の下部組織である全農福岡県本部(全農ふくれん)が、福岡県星野村産の「八女茶」に他県産の茶を混入するなどしていた問題で、農水省は七日、日本農林規格(JAS)法違反にあたるとして、全農に再発防止など改善を指示した。

 全農などによると、全農ふくれんは、昨年十二月に八女茶三品目で県外産を使用していたことが発覚したほか、新たに五品目で他県産を一部使用していたのに「八女で育った」と表示を偽装していたことが分かった。

 同省は全農が昨春、子会社・全農チキンフーズによる偽装表示事件をめぐり農協法に基づく業務改善命令を同省から受けながら、新たな偽装事件を招いた責任は極めて重大と判断。今月中旬にも全農に対し、同法に基づく業務停止命令を出す方針を固めた。期間は数日間の見通し。農協の全国組織への業務停止命令発動は初めて。農家などへの影響は少ないとみられる。

 全農によると、新たに見つかった五品目は、一昨年四月から昨年三月まで製造・販売した「福岡の八女茶」(百グラム入り)で熊本や宮崎産の茶が10—30%含まれていた。昨年の偽装表示発覚後、同省と福岡県などが行った調査で判明した。

 全農は一昨年、子会社の職員が「JA宮崎経済連製造」と偽った千切り大根を愛知県内のメーカーに作らせていたことが発覚し、農水省から業務改善命令を受けた。昨春はチキンフーズ事件で再び業務改善命令を受け、法令順守(コンプライアンス)体制整備を柱とする組織改編などを行っていた。

 また、福岡県もこの日、全農ふくれんに八女茶三商品の製造を委託していた福岡市のエフコープ生協に対して、JAS法に基づき、品質表示に関する点検強化などを指示した。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030108-00000019-nnp-kyu

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