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2003年01月07日(火) 21時36分

<産地偽装>県外産混入のせん茶を県産と偽り表示 JA全農福岡 毎日新聞

 農水省は7日、全国農業協同組合連合会(JA全農)福岡県本部が製造・販売したせん茶製品が「(同県の)八女で育った」と表示しながら県外産茶葉を使用し、JAS(日本農林規格)法に違反したとして、再発防止を指示した。同本部では昨年12月にも「八女茶」に県外産茶葉を使った産地偽装が発覚しており、JA全農の田林聰理事長は「消費者や生産者の信頼を裏切る行為で、大変申し訳ない」と謝罪した。

 JA全農などによると、違反があったのは01年度に八女市の工場で製造した煎(せん)茶「天」「特」「上」「松」「梅」(各100グラム入り)の5製品。袋には「茶処(どころ)八女で育ったさわやかなお茶」と表記したが、実際には熊本、宮崎両県産の茶葉を10・2〜31・3%混ぜていた。

 前回の産地偽装で農水省と福岡県が合同で検査に入り、分かった。JA全農は「製造地を産地とする業界の慣行があり、法令違反との認識が足りなかった」と説明した。

 農水省は、監督体制やチェック体制、商品管理システムに構造的な欠陥があると指摘。JA全農に、責任の所在の明確化と管理体制の整備、製造するすべての加工食品の表示内容の検査——などを指示し、2月7日までに報告するよう求めた。

 また福岡県は同日、昨年発覚した産地偽装について、JAS法に基づき同本部に再発防止体制の確立を指導し、販売したエフコープ生活協同組合(福岡市)にも品質表示が適正かどうかの点検などを指示した。 【中園敦二】


[毎日新聞1月7日] ( 2003-01-07-21:36 )

http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=07mainichiF0108m091&cat=2

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