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2002年12月31日(火) 10時30分

トラブル急増、「海外宝くじ当選権」勧誘DM読売新聞

 海外で販売している宝くじにあたかも当選したかのような文言で、宝くじ購入を勧誘するダイレクトメールが急増している。「1等○×億円に当選する権利を保証します」「○×万円に当選する権利が当たりました。今すぐ申し込んで下さい」など誘い文句は様々。申し込んだのに当選金がもらえないなどのトラブルも相次ぎ、国民生活センターは「紛らわしい表現を勘違いしないように」と注意を呼びかけている。

 関東地方の50代の主婦は昨年末、事前に購入していない海外の宝くじに当選し、申込書を送れば当選金が支払われるかのようにうたったダイレクトメールを受け取った。送ってきた業者にクレジットカードで申し込んだが、当選金は支払われず、購入代金の請求書だけが届いた。業者に抗議したものの、「当選したとの表示は広告に過ぎない」とよく分からない説明であしらわれたという。

 同センターによると、ダイレクトメールは海外宝くじの購入を仲介する業者が送りつけているとみられる。1回数百円で最高数億円以上の当選金を受け取れる欧州などの宝くじを、数十回分まとめて申し込ませ、現金やカードで代金を支払わせる形式が多い。

 同センターなどに寄せられた海外宝くじについての相談や苦情は、2000年度の773件に対し、昨年度は1547件と倍増。今年度は11月中旬ですでに1700件を超えており、その多くが、このようなダイレクトメールに関するものという。申し込んだ相談者の平均支払額は14万6000円にもなっている。

 最近は現金よりもカードで支払わせるケースが目立っており、「カード会社と契約することで信用性を高め、申し込みに拍車をかけている」(同センター)。仲介業者を通じた海外宝くじの購入自体が、富くじの発売や授受を禁じる刑法に抵触する疑いがあると、同センターは指摘しており、カード会社にもトラブルを防ぐ対策を求めている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021231-00000201-yom-soci

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