悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年12月28日(土) 11時26分

融資詐欺事件受け会長、専務辞任へ/県信用保証協会琉球新報

 県信用保証協会の比嘉清一会長は27日、県庁記者クラブで記者会見し、中小企業融資詐欺事件で起訴された同協会中部支所の前所長代理、上江洌久被告(48)を懲戒免職にするなどの同協会の処分内容を発表した。
 経営責任をとって比嘉会長は今月31日付、島袋護専務理事は来年3月31日付で辞任する。27日、任命権者の稲嶺恵一県知事に対し辞表を提出した。
 また、監督責任などをとり、常務理事や中部支所長、前中部支所次長(現本所企画課長)の3人を1-2か月間、給与月額の13・1%から20%の減給処分とした。
 会見で比嘉会長は「事件は中小企業や関係機関等の信用補完制度への信頼を著しく損ない、協会の社会的信用を失墜させた。事件を未然に防止できなかった責任は大きく、県民に対しあらためて陳謝する」と述べた。
 職員の不祥事で、これだけの人数の処分者が出て、会長が引責辞任するのは同協会では初めてという。比嘉会長は来年3月末、島袋専務理事は再来年3月末まで任期を残していた。後任は県知事が任命する。
 起訴状などによると、上江洌被告は暴力団幹部らと共謀し、実体のない鉄筋会社を装い虚偽の工事経歴書を作成。沖縄市と具志川市の3金融機関から経営振興基金として3000万円ずつ、計9000万円をだまし取った。

上江洌被告を追起訴
 県信用保証協会職員らによる中小企業融資詐欺事件で、那覇地検は27日、金融機関から計約6000万円をだまし取ったとして詐欺罪で、同協会前中部支所長代理で会社員の上江洌久被告(48)=那覇市金城=を追起訴した。
 起訴状によると、上江洌被告は2001年11月と02年1月、共犯の男らと共謀し、具志川市と沖縄市の金融機関から、県の制度融資である経営振興資金をそれぞれ約3000万円ずつだまし取った。県警の調べによると、同容疑者は融資に際して金融機関に提出する書類の作成段階からアドバイスし、金融機関に口利きなどをした。成功報酬として現金の見返りを求めていた。(琉球新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021228-00000013-ryu-oki

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ