福岡市の山崎広太郎市長は２７日の記者会見で、今月成立した歩きたばこを規制する条例の「路上禁煙地区」について「取り締まりが必要なので（全市指定は）難しいが、全市で禁煙にすべきだ」と述べ、市内全域で歩きたばこの撲滅に取り組む考えを示した。

　条例は、「路上喫煙をしないよう努める」努力規定のほか「路上禁煙地区」を指定し、違反者に最高２万円の過料を科す。市は禁煙地区について天神地区やＪＲ博多駅周辺を想定している。

　山崎市長は「どこならいいというのはおかしな話しで、全市的に路上で吸うべきではない。取り締まりより市民が自主的にルールを体得していくことが大事だ」と述べ、早期施行を目指す考えを明らかにした。　【坂口佳代】


［毎日新聞１２月２７日］ ( 2002-12-27-13:14 )

http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=27mainichiF1227e054&cat=2