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2002年12月25日(水) 00時00分

薬事法違反などの法人、社長らに有罪山形新聞

 無資格で医療行為を行い、「がんの芽が出ている」などと健康不安をあおって健康食品を販売したとして、薬事法と医師法違反の罪に問われた健康食品販売会社と社長ら3人の判決公判が25日、山形地裁であった。

 木下徹信裁判官は「客寄せの目玉として実施したバイタルチェックは健康を害しかねない危険な診察で、食品に効能があるがごとく多くの客を惑わせた」と述べ、東京都渋谷区広尾1丁目の「ピーティーネットワーク」に求刑通り罰金100万円、同所、同社社長四角亨被告(43)と健康アドバイザー福村一郎被告(70)=東京都北区上十条1丁目=にそれぞれ懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)、副社長の竹内千恵美被告(46)=渋谷区広尾1丁目=に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 判決によると、3被告らは去年12月から今年3月にかけて、山形市内などで健康セミナーを開催し、福村被告の立ち会いで参加者に対し、バイタルチェックと称する血液検査を実施するなどの医療行為を行った。さらにがんを予防できるなどと効能をうたい健康食品18点を計17万円で販売した。

http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20021225/0000015703.html

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