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2002年12月21日(土) 14時39分

医師ら2千人超に脅迫状読売新聞

 暴露されては困る情報を入手したと称して銀行や郵便局の口座への現金振り込みを要求する脅迫文が、東京や群馬など関東1都5県の医師や歯科医師2000人以上に郵送されていることが21日、読売新聞社の調査でわかった。

 実際に現金を支払った例は確認されていないが、埼玉、群馬、栃木各県警は恐喝未遂の疑いで捜査を始めた。警視庁も週明けの被害届提出を待って捜査に乗り出す。

 各都県の警察や医師会、歯科医師会によると、被害者が最も多いのは東京で、歯科医師が1000人以上、医師も数百人に上る。医師、歯科医師を合わせた被害者は群馬約470人、栃木約200人、千葉約160人、埼玉約120人。神奈川は数人で、茨城、山梨では確認されていない。

 ワープロ書きの脅迫文は数種類あり、要求額は97万円から30万円。「社会的に許されない事柄を多々行っていますね。公表により、社会的信用・地位は失墜する事でしょう」と調査費用込みの金額の支払いを求めたり、「仕事、家庭生活に多大な影響がある情報を入手している。貴殿の近くに情報源(監視、盗聴盗撮等)があるため注意されたし」と情報の購入を要求したりしている。

 振込期日や、振込先の銀行口座の番号、名義人の名前、郵便振替番号などは複数あった。長野県内の茅野、富士見郵便局の消印が多く、東京・豊島郵便局の消印もあり、今月初めから16日ごろまでに郵送されていた。

 警視庁や各県警などの調べでは、10年以上前に亡くなった人物に送られたケースも複数あり、新しい名簿のほか、相当古い名簿が使われたとみられる。

 医師会関係者は「金を振り込んだ医師がいたとしても、医師会などに報告はしないだろう。『自分にはやましいことがあります』と宣言するようなものなのだから」と話しており、実際の被害者はさらに多数に上りそうだ。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021221-00000005-yom-soci

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