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2002年12月20日(金) 00時13分
抗がん剤「イレッサ」使える医師限定へ 副作用問題（朝日新聞）肺がん用の抗がん剤「イレッサ」（一般名・ゲフィチニブ）を服用した患者に、副作用による急性肺障害での死亡が相次いでいる問題で、厚生労働省は、この薬を使用できる医師をがんの化学療法に十分経験のある医師に限定する方針を固めた。服用は入院患者に限ることも検討している。厚労省は、２５日に開かれる専門家の検討会に諮って正式に決定する。厚労省によると、イレッサは今年７月の販売開始から１１月下旬までに推定で約１万７０００人に使用された。急激に使用が増えており、手術不能か再発した肺がんの患者を対象にしたこの薬が正しく使われていない可能性がある。 同省は、服用後２週間前後で急性肺障害を発症する例が多いため、使用を入院患者に限ることで、副作用に対応できるようにすることも考えている。(23:37) |