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2002年12月17日(火) 09時17分

アダルトサイト偽請求書を無差別に送付日刊スポーツ

 20〜30代の男性の自宅に届くハガキで、実際に使ったことのない有料アダルト番組の利用料金を不当請求される被害が全国で数千件にのぼっていることが16日、分かった。請求額は2万〜5万円。銀行の振込先口座が明記され、期日までに入金がない場合は「自宅まで訪問させて頂く」と脅迫まがいの文言まである。「過去に見た『無料エッチサイト』がもしかして…」などと金額を支払った被害者もいるという。

 12月中旬、神奈川県内の30代男性会社員の自宅に1枚のハガキが届いた。有料アダルト番組の未納利用料金を支払え、という整理回収グループからの「請求通知書」だった。請求額は2万2050円。ハガキが到着した翌日から3銀行営業日が支払い期限になっていたが、男性会社員には身に覚えがなかった。

 だが、過去にパソコンで「無料」とされるエッチサイトを見たことはあった。入金がなければ「自宅まで訪問させて頂く」と脅迫まがいの文言もあり、不安になって個人情報流出などの相談窓口である民間非営利団体(NPO)「日本情報保全協会」(大阪市中央区)に相談したところ、支払わなくてもまったく問題ないとのアドバイスを得た。

 日刊スポーツの取材に、男性は「ハガキを見た妻にも一時は疑われた」と憤慨している。

 大阪府消費生活センターによると、最近では直接自宅に届くハガキによる「不当請求」が急増、関東を中心に全国的な広がりを見せている。悪質な事業者は地域を限定し、一斉にハガキを送付しているという。

 東京都消費者生活総合センターのまとめでは、今年4〜10月までの半年間で不当請求の相談は4000件以上にのぼっている。被害届を受けた警視庁でも実態解明に乗り出した。

 日本情報保全協会の相談担当者は「男性なら、1度はエッチサイトを見たことはあり、そこに目をつけた“ダメもと請求”です。相手の狙いは身に覚えがあると思わせること」と指摘。実際に支払ってしまうケースも多いという。この担当者は「おそらく名簿業者から名簿を買い、無差別にハガキを送っているのではないか」と注意を呼びかけている。

http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-021217-05.html

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