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2002年12月16日(月) 19時51分
虚偽の事実公表でMTCI会長を再逮捕早川優容疑者(産経新聞)インターネット接続仲介会社「エムティーシーアイ」(東京)の粉飾決算事件に絡み東京地検特捜部は16日、公募増資の際に「無借金経営をしている」などと一般投資家に虚偽の事実を公表したとして証券取引法違反の疑いで、会長の早川優容疑者(52)を再逮捕した。エ社は公募増資で一般投資家から約24億円を調達。大半が投資や貸付金名目で早川容疑者と関係が深い会社や個人に流れたとされ、特捜部は不明朗な資金の流れも解明する。 調べによると、早川容疑者は1999年10月、公募増資を前に東京都内のホテルで、一般投資家向けのセミナーを開催。その際、エ社は本当は多額の融資を受け、借入金を売り上げに仮装して経理処理していたのに「無借金経営を貫き、徹底したディスクロージャーをしている」などと虚偽の事実を公表した疑い。 同月末に実施した公募増資では一株256万円で937株を売却、約24億円を調達した。 再逮捕に先立ち特捜部は16日、証券取引法違反、電磁的公正証書原本不実記録などの罪で早川容疑者を起訴した。 起訴状によると、公募増資に際して、決算を粉飾した有価証券届出書を関東財務局に提出したほか、99年3月の第三者割当増資の際には、関連会社が新株を2億4000万円で引き受けたように装い、発行済み株式総数が1900株増えたように虚偽の登記をした。
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