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2002年12月06日(金) 07時10分

揚げ物油に灯油混入 秋田の弁当業者 4人体調崩す河北新報

 秋田市内の弁当調理業者が、食用油に灯油が混入しているのを知らずに揚げ物を調理し、その揚げ物が入った弁当約4300食を販売していたことが5日、分かった。灯油販売業者が食用油の専用タンクに誤って給油したのが原因。同市保健所には10人から苦情があり、うち4人は体調を崩し下痢などの症状を訴えたという。



 同市保健所の調べでは、調理業者は同市中通6丁目の「仕出しとらや」(三浦亮一社長)。市内の灯油販売業者「山二」の社員が2日午後、灯油を配達した際、店外に備え付けの食用油用タンク(500リットル)に、誤って灯油約150リットルを給油した。

 同店は3、4の両日、灯油が混じった油でサツマイモのてんぷら、カレイの空揚げなどを調理し、弁当を販売した。同店は4日午前の調理の際に異臭に気付いたが、試食して異常がないと判断、そのまま販売していた。



 食用油用タンクには中身の表示がなかったほか、タンクを管理する専門納入業者がふたの鍵をかけ忘れていたという。同保健所は文書で同店を注意し、同店はタンクの表示など不備が改善されるまで営業を自粛する。同店は「二度と起こらないよう細心の注意を払いたい」、灯油販売業者は「社員指導を徹底したい」とそれぞれ話している。

 灯油を摂取すると、おう吐や下痢などの症状が出るという。4日に弁当を食べた公務員は「弁当のふたを開けると油臭かった。食べても平気だったが、今後はしっかりしてほしい」と語っている。

[河北新報 2002年12月06日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021206-00000008-khk-toh

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