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2002年12月06日(金) 01時38分

<文書公開訴訟>名古屋高裁も「公開」判決 中部運輸局問題 毎日新聞

 自動車ユーザーからの車両不具合など苦情情報を一部不開示としたのは違法として、名古屋弁護士会の杉浦英樹弁護士が国土交通省中部運輸局長に処分取り消しを求めた訴訟で、名古屋高裁は5日、原告側主張を認めた名古屋地裁判決を支持した。田村洋三裁判長は情報公開法の趣旨を踏まえ、申告者の氏名など個人情報を除いた部分は開示すべきと判断した。

 同法は、開示請求対象の情報のうち、不開示が認められているプライバシーなどを除いた部分に、情報として意味があれば、その部分を開示すべきと定めている。だが、運輸局側は、不開示と開示の部分に情報を細分化すれば意味はなくなると主張、不開示の理由にあたる部分を含む情報すべてを不開示としていた。

 これに対し判決は「そのような形式的な根拠で部分開示情報にあたらないと解釈するのは、必要以上に範囲を限定し、法の趣旨や目的と整合しない」と部分開示の意義を明確に示した。

 さらに、情報公開訴訟では、開示を拒否できる理由があるかの立証責任は行政機関側が負うものと指摘。今回の処分について「運輸局側は不開示理由にあたるとの的確な立証をしていない」と述べた。 【北村和巳】

 平山芳昭・中部運輸局長の話 主張が認められなかったのは残念。判決の内容をよく読み、上級庁や関係機関とも協議し対応を検討したい。


[毎日新聞12月6日] ( 2002-12-06-01:38 )

http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=06mainichiF1206m140&cat=2

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