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2002年12月05日(木) 02時20分
スタンプ会社代表を逮捕 権利金名目 詐欺の疑い 宮崎県警（西日本新聞）宮崎県警は四日、スタンプサービス事業の代理店の営業権利金名目に金をだまし取ったとして詐欺の疑いで、住所不詳、有限会社「ティー・ケイ・エス」（福岡市中央区）代表、河村健一容疑者（５８）を逮捕した。同県警は、河村容疑者が同様の手口で昨年夏ごろから、宮崎のほか北海道、東京、広島、鹿児島など十八都道府県の約五百七十人から二億円以上を集めたとみて調べている。調べによると、河村容疑者は昨年、求人誌に「電話の取り次ぎ業 月収十八万円以上」との広告を掲載。同年八月から十一月にかけ、宮崎県宮崎郡内の男性（５３）ら二人に「月収は十八万円になるが、代理店契約に営業権利金三十万—百二十万円が必要」とうそを言い、自社の銀行口座に金を振り込ませ、計百五十万円をだまし取った疑い。 スタンプサービスは、商店など加盟店で客が購入額に応じてポイントを集めると、応募して現金が当たる仕組み。被害者らは、加盟店の新規獲得や、広告を見て応募してきた代理店希望者を取り次ぐことなどで給料が支払われる、と聞かされていたという。県警によると、スタンプ自体ほとんど流通しておらず、代理店契約者の給料は一カ月分か、まったく支払われていなかったという。（西日本新聞） |