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2002年12月05日(木) 13時20分

<ダフ屋行為>連休用のJR切符を転売 31歳男を逮捕 毎日新聞

 週末や連休期間にJR東日本各線が乗り放題となる割引切符を転売し、使用後「客」から回収する行為を繰り返していたとして、警視庁生活安全特別捜査隊と丸の内署などは5日、東京都杉並区善福寺1、配膳(はいぜん)アルバイト、小林正直容疑者(31)を都迷惑防止条例違反(ダフ屋行為)容疑で逮捕したと発表した。

 調べでは、小林容疑者は10月20日、JR東京駅で、同月19、20の両日有効の「土・日きっぷ」(大人1万6000円)を、葛飾区の女性理容師(54)に8000円で販売するなどした疑い。同切符は、有効期間内に同社管内の新幹線や特急の大部分を自由に乗り降りできるため、同容疑者は自分の分も含め2枚購入し、仙台まで同行して改札を出た後に回収、仙台駅で購入客を募り、東京に戻っていた。

 女性理容師に販売した切符は既に仙台に3往復半しており、2枚の料金3万2000円で5万6000円を稼ぎ、2万4000円の「利益」をあげていた。仙台までの片道料金は1万590円で「客」は2590円安い値段で利用したことになる。

 同容疑者はほかにも「三連休パス」(同2万4000〜2万8000円、3日間有効)などを利用し、インターネットのオークションで「客」を募って同様の行為を繰り返していたが、「自分の分も買うのであまりもうからなかった」などと供述しているという。 【竹中拓実】


[毎日新聞12月5日] ( 2002-12-05-13:20 )

http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=05mainichiF1205e061&cat=2

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