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2002年12月03日(火) 20時17分

刑務所内の人権侵害、弁護士会認定は5年間で99件読売新聞

 刑務所内で起きた受刑者らに対する人権侵害について、全国の弁護士会(大阪を除く)が過去5年間に刑務所や拘置所に改善を求めた警告・勧告・要望が計99件に上ることが、日本弁護士会連合会のまとめでわかった。広島刑務所(広島市)に対する8件が最多で、革手錠による刑務官の集団暴行が発覚した名古屋刑務所(愛知県三好町)は6件だった。

 日弁連が1998年から今年9月末までを集計した結果、刑務所や拘置所での処遇に不満を覚えた収容者からの人権救済申し立ては825件あった。同期間中、各弁護士会が人権侵害と認定したのは計99件で、刑務所などに対し、反省や改善を求めるため、警告25件、勧告48件、要望26件を出した。認定された人権侵害の内容は、「懲罰を乱用する」「目的外の革手錠の使用があった」「刑務官の裁量で違反行為と認定される」などが多かった。

 しかし、弁護士会の警告などには強制力がなく、日弁連人権擁護委員会は「刑務所側が改善したケースはほとんどない。人権侵害の事例はもっと多くあるはずだ」と分析している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021203-00000313-yom-soci

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