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2002年11月30日(土) 00時28分

逃亡容疑者逮捕:拘置所で持ち物検査1回のみ 所長が明らかに毎日新聞


 金哲山被告の逃走事件で、横浜刑務所の鍬間(くわま)猛所長は29日、金被告が同刑務所横浜拘置支所(横浜市港南区)に拘置されていた10月24日から約1カ月の間に、1回しか所持品検査をしていなかったと明らかにした。金被告の逃走後、金被告がいた独房便器の金属製蝶番(ちょうつがい)が外されており、同拘置支所は金被告が隠し持っていた蝶番で、腰縄を切って逃走した可能性が高いとみている。

 同拘置支所では原則として7〜10日に1回のペースで被告人の房内や所持品の検査を行っている。しかし金被告は逃走する11月22日までの間、11月5日に1度検査を受けただけだった。他の被告人に対する検査を優先したためという。

 鍬間所長は「検査の回数を増やしたいが、人繰りの問題から改善はすぐには難しい」と述べた。 【佐藤祥太】

[毎日新聞11月30日] ( 2002-11-30-00:28 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20021130k0000m040161001c.html

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