悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年11月28日(木) 19時23分

逗子の西潟正人さん「漁師直伝」出版 魚への愛情、独特のユーモアで /神奈川毎日新聞

 「魚なんて料理するもんじゃねえ、食うもんだあ」。そんな漁師との交流を続けた地魚料理店主、西潟正人さん(49)=逗子市=が「漁師直伝」(生活情報センター)を出版した。魚から貝、海草まで約90種を“紙のまな板”でさばく。
 「魚屋」を開業して17年。三浦半島の漁師との浜での春夏秋冬のつきあいをもとに、魚への愛情を独特のユーモアを含んだ「西潟節」で描く。
 「海の米」と言われるカタクチイワシについて「プランクトンに次ぐ海の食物連鎖の末端にあり、恩恵に授かっているのは人間様ばかりでない。『海の米』とは、無尽蔵にあるという意味ではない。大切にせい、と先人が称号を与えたのだ」と書く。
 サバ、サンマなどなじみの魚を漁師仕込みでさばく。下段には魚の地方での呼び名、釣り方、食べ方が並ぶ。「三ちゃん農業」と同様、後継者難で高齢化する漁業の現実も浮き彫りにしている。
 1300円(税抜き)。交友のある俳優で画家の片岡鶴太郎さんがあとがきで「獲れたての魚を描いて、夜にはそれを食べる幸せ」と推奨する。
 新潟で生まれ、日本海の漁村で育った西潟さんは「夏から3カ月で書き上げた。魚を、海を、当たり前に愛する人たちから力をもらうことができた」と静かに語った。【網谷利一郎】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021128-00000006-mai-l14

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ