未公開株の公募をめぐり証券取引法違反（有価証券届け出書虚偽記載）容疑で逮捕されたインターネット接続会社「エムティーシーアイ」（ＭＴＣＩ）会長の早川優容疑者（５２）の経営責任を追及するため、被害者の株主の一部がすべての株主に協力を呼び掛けるホームページ（ｗｗｗ．ｎｅｗ−ｍｔｃｉ．ｃｏｍ）を２７日、立ち上げた。３分の１以上の同意を得て臨時株主総会を開いて株主らで経営権を握ったうえ、早川会長を背任容疑などで刑事告訴するとしている。

　ホームページを立ち上げたのは「ＭＴＣＩ経営健全化を図る会」。株主で元社員でもある斉藤博道氏が代表を務めている。ホームページは内部から見た経緯を詳述し、不透明な資金の流れの証拠書類も掲載。他の株主に委任状を求め、来年１月の株主総会開催を目指すとしている。

　斉藤氏らは今年７月、法的手続きにのっとって早川会長らに臨時株主総会を開くよう求めたが、開かれていない。


［毎日新聞１１月２７日］ ( 2002-11-27-15:01 )

http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=27mainichiF1127e075&cat=2