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2002年11月25日(月) 15時21分

<弁護士接見>パソコン規制は交通権阻害にも 日弁連調査へ毎日新聞

 弁護士が拘置所や留置場で被告や容疑者と接見する際、パソコンや携帯電話の利用が規制されるようになったとの報告が、各地の弁護士から相次いで日本弁護士連合会に寄せられていることが25日、分かった。規制は被告らがパソコンなどで外部と通信するのではないかとの懸念からとみられる。弁護士の間から接見交通権を阻害する恐れがあるとの声も上がり、日弁連接見交通権確立実行委員は各地の弁護士会を通じてアンケート調査を行うなど、実態把握に乗り出した。

 パソコンを持ち込まないよう求める掲示が張り出されたり、接見室内にあったコンセントがいつの間にか取り外され、電源として利用できなくなったりしているというのが報告の内容。携帯電話については、ロッカーで預かる措置を取っている拘置所などが多いという。

 大阪拘置所では、弁護士がパソコンを持ち込む際には事前の申し出が必要。接見の際には裁判の記録を表示するにとどめ、通信をしないよう求められる。カメラ機能付きパソコンについては特に厳重な注意があり、録音、録画、再生などは認められない。

 関西の拘置所関係者によると、パソコン規制は、被告らが接見の際、弁護士のパソコンの通信機能などを使って外部者と接触したり、カメラ機能付きパソコンで被告の映像が持ち出されたりするのを防ぐのが目的。過去に、携帯電話を接見室に持ち込んだ弁護士が被告らに仕切り越しに電話をさせるなどの違反行為があり、パソコンにも同様の懸念があることが規制の背景にあるという。

 毎日新聞は、法務省にパソコン・携帯電話の持ち込み規制について取材したが、回答は得られていない。 【山本直】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021125-00001084-mai-soci

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