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2002年11月15日(金) 19時12分
架空の借金返済請求書が自宅に「４万５０００円払え」−−苦情５２件 ／群馬（毎日新聞）◇消費者金融の名簿悪用か消費者金融から金を借りてもいないのに、「返済が延滞している」などとして４万５０００円を請求する内容の封書が県内各地に送り付けられ、１４日までに県や各市の消費生活センターに寄せられた苦情が計５２件に達している。大半は消費者金融を過去に利用したか、現在借りている人に送られており、県消費生活センターは「何らかの名簿を使って請求書を送り付けているのではないか」としている。 同センターによると、封書は「返済請求通知書」と題され、「複数の業者から貸し付けを受けながら、本日まで延滞を続けており、残務整理金４万５０００円を債権者代表として請求する」などと書かれている。 さらに「支払いがない場合は、提訴や差し押さえはもちろん、自宅や勤務先に回収員が直接訪問する」などと脅しめいた文言も記載。債権者は東京の政治結社を名乗り、都内の大手都市銀行支店の普通預金口座を振り込み先に指定している。 同センターは「業者とのトラブルを避けるため送金してしまう人を狙っているのではないか。確認しないまま、支払わないよう注意してほしい」としている。【吉田勝】（毎日新聞） |