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2002年11月14日(木) 12時03分
＜ＮＨＫ番組＞「奇跡の詩人」を衆院決算行政監視委で取り上げ（毎日新聞）番組制作のあり方をめぐって論議を呼んだ「ＮＨＫスペシャル 奇跡の詩人〜１１歳脳障害児のメッセージ」の問題が、１３日の衆院決算行政監視委員会で取り上げられた。板谷駿一・ＮＨＫ専務理事は「番組への批判を謙虚に受け止めたい」などと答弁したが、放送法違反との指摘については認めなかった。番組は今年４月２８日に放送された。脳に重い障害を持つ１１歳の少年が、「ドーマン法」と呼ばれるリハビリ方法を用い、文字盤で意思を伝える方法を獲得。２０００冊の本を読破し、詩やエッセーを創作したという内容。放送直後から大きな反響を呼んだ。 同委員会では菅義偉氏（自民）が「ドーマン法は米国などで否定的にとらえられており、番組は科学的検証を著しく欠いている」と批判。「特定の治療法を宣伝しており、放送法にも違反する」などと追及した。板谷専務理事は「（番組の中で）もう少し説明が必要だった」と述べる一方、「ドーマン法が正しいか否かを検証するものではなく、少年の秘められた可能性やメッセージを伝えた番組。放送法には抵触しない」と答弁した。 【清水忠彦】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021114-00001048-mai-soci |