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2002年11月02日(土) 19時11分

秋の褒章 受章者を発表 県内から黄綬藍綬計29人−−02年 /埼玉毎日新聞

 専門分野で顕著な功績を上げた人に贈られる02年秋の褒章受章者が3日付で発令される。県内では黄綬褒章11人、藍綬褒章18人の計29人が受章する。うち2人に喜びの声を聞いた。
 ◇「語れる酒がいい」
 ◆黄綬褒章
 ◇鈴木一雄さん(66)−−酒類製造業=久喜市
 「私なんか受章できると思っていなかった。ただ、長く続けてきただけですよ」と謙そんする。久喜市中央の清酒醸造元「寒梅酒造」で酒づくりに従事して45年。県や地域の酒造組合の役員も長く務めた。
 清酒の消費量は73年をピークに減り続けているという。「昭和30、40年代は造れば売れた。今は値ごろ感のある商品を造ってもなかなか売れない。不況で宴会も減ったし、返杯の習慣もすたれてきた。苦しい時代です」。
 しかし、表情に暗さはない。「消費者に喜んでいただけるのはどんな商品か。試行錯誤、挑戦の日々ですから」と話す。
 上手な酒の飲み方を問うと、「ガブ飲みせずに、チビチビと味わいながら飲むこと。語れる酒がいい」。自身は日に2合の晩酌を欠かさない。「その程度なら百薬の長ですから」と笑顔を見せた。【高木諭】
 ◇「喫茶店経営は天職」
 ◆藍綬褒章
 ◇河村武嗣さん(56)−−県喫茶飲食生活衛生同業組合理事長=川口市
 「自分というよりも、組合がもらったと思う。名誉なこと」と笑顔で喜びを語った。
 70年に母親が経営していたJR川口駅前のレストランを手伝い始め、最盛期には川口市などで、喫茶店や洋菓子店など6軒を切り盛りした。高級な雰囲気の喫茶店「ムッシュ」は特に人気を集めた。「喫茶店はお客さんが大切なひとときを過ごす場所。来て喜んでもらえるのがうれしかった」
 91年以降、大型デパートの出店や不況などで喫茶店経営から手を引く。「どうしていいか分からず1軒1軒つぶした。だが、この仕事が天職という気持ちは失わなかった」と振り返る。
 生まれ育った同市川口1丁目の市街地再開発組合理事長を務める。来春着工予定で「再開発した新しい街で喫茶店を復活させたい」と語った。【斎藤広子】
 ◆秋の褒章受章者(敬称略)
 【黄綬褒章】
浅見定雄  73 コンビニエンスあさみ経営(越谷)
小久保徳次 63 元県経済農業協同組合連合会副会長(川島)
小林幸一  66 小林運輸代表取締役(越谷)
小林保   55 元弁理士会常議員(春日部)
柴崎照夫  59 元富士電機吹上工場社員(岡部)
鈴木一雄  66 寒梅酒造代表取締役(久喜)
栃木嘉吉  74 栃木設備工業代表取締役(さいたま)
中内俊三  64 中央住宅社長(越谷)
安田裕信  64 県信用金庫理事長(熊谷)
横山隆幸  65 加納整形外科リハビリテーション科長(さいたま)
吉村克昌  60 八洲電業社社長(さいたま)
 【藍綬褒章】
新井正和  75 保護司(神川)
大山義一  76 自衛官募集相談員(さいたま)
神木繁嘉  72 保護司(大井)
河村武嗣  56 県喫茶飲食生活衛生同業組合理事長(川口)
神原遑   64 日本環境保全協会副会長(川口)
木村集亮  65 元日本歯科器械工業協同組合理事長(さいたま)
斎藤正   74 市明るい選挙白バラ友の会会長(秩父)
城口美恵子 61 調停委員(川口)
高木容   65 高木設計会長(久喜)
高橋努   59 県議(越谷)
仲辰雄   74 保護司(所沢)
長沢貞男  65 民生・児童委員(さいたま)
長嶋元種  61 市議(鴻巣)
中野満子  73 保護司(寄居)
中山茂   55 市議(鳩ケ谷)
橋本光司  67 全国自動車部品商団体連合会副会長(さいたま)
樋口邦利  55 県議(久喜)
藤井芳雄  81 市明るい選挙推進協議会会長(朝霞)(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021102-00000005-mai-l11

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