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2002年11月01日(金) 00時00分
ジー・オー詐欺、民放２社も訴えられる弁護団「CM放送で被害拡大させた」（ZAKZAK）ジー・オーグループの巨額詐欺事件で、被害者弁護団（団長・山口広弁護士）は１日までに、元会長大神源太被告＝詐欺罪などで起訴＝が出演するグループ企業のＣＭを見て信用、投資した会員がいたとして、ＣＭを流していた日本テレビとテレビ朝日の民放２社に「被害を拡大させた責任がある」と損害賠償を求める訴訟を今月中にも東京地裁に起こす方針を固めた。弁護団によると、ＣＭは同グループの関連会社が販売する健康茶を宣伝する内容で、日本テレビが１９９８年１０月から２０００年９月まで、テレビ朝日は９８年８月から２カ月間と２０００年１０月から８カ月間、それぞれ放映した。 同グループは、健康茶などの通信販売の広告費を投資すると、商品の売り上げに応じて配当が得られると勧誘。実際にＣＭが放映されていることから、信用して投資を決めた会員もおり、投資した会員がテレビ局にＣＭの反響を問い合わせるケースもあったという。 弁護団は「テレビ局がきちんと調べていれば被害の発生や拡大を防げた」としており、８月から９月にかけて２社と交渉。両社とも「賠償金支払いに応じるような責任はない」などとしたため提訴を決めた。原告は２０人前後になる見通しで、請求額などは未定。 ZAKZAK 2002/11/01 |