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2002年10月29日(火) 03時08分

身に覚えない「出会い系」料金、今春高卒者に督促状読売新聞

 埼玉、栃木、群馬、静岡の4県で、高校を今春卒業した人たちが、身に覚えのない出会い系サイトなどの有料電話情報サービス利用料支払いの督促状を送りつけられていることが、28日わかった。請求額は3万—1万円程度で、いずれも前橋市内の同一業者から送付されている。4県の消費者相談窓口には約200件の相談が寄せられ、うち数人が現金を振り込んでいる。埼玉県警は、詐欺や恐喝の疑いがあるとみて捜査に乗り出した。

 督促状には、代金の未納について、「3日以内に指定の銀行口座に振り込まない場合、自宅、勤務先、学校などに担当回収員がうかがう」「3日以上経過した場合、悪質な債務者とみなし、近辺への追跡調査をする」などと書かれている。振込先には都銀の複数の口座を指定。情報サービスの利用番組名などは書かれていない。

 督促状の送付は9月中旬ごろ、栃木県鹿沼市周辺の高校の卒業生にあてられ、その後、群馬、静岡、埼玉県の消費生活センターなどにも次々と相談が寄せられた。埼玉県は県立春日部、川越、秩父農工の3高校の卒業生に集中していた。

 埼玉県警は「卒業生名簿を使って手当たり次第に送っている」とみている。督促状を送付した業者は、読売新聞の取材に、「出会い系サイトやテレクラを営業する会社の依頼で債権回収を代行しているだけ」と話している。

 埼玉県消費生活支援センターは「高校を卒業したばかりの未成年者を狙った新たな手口だ。契約に不慣れで、現金を振り込む確率が高いと見ているのだろう」と分析している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021029-00000501-yom-soci

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