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2002年10月29日(火) 20時37分
広島の３セク社長が原稿依頼料１５５７万を個人口座に（読売新聞）広島県などの第三セクターのエンジニア育成会社「広島ソフトウエアセンター」（広島市西区）の中村茂章社長（６２）（元県商工労働部長）が、県職員に依頼した教材原稿の執筆料１５５７万円を自分の個人口座に入金し、うち２５７万円を引き出していたことが２９日、県の調査でわかった。中村社長は同日、記者会見し、辞意を表明した。県は業務上横領での告発も検討している。県によると、中村社長は昨年８月、中小企業向けＩＴ研修指導用教材６冊の原稿執筆を県職員６人に依頼。県職員らが執筆料を受け取らなかったため、一部の執筆者を含む県職員やＯＢら３５人に３１万５０００円—４０万５０００円の架空領収書計４０枚を書いてもらい、１５５７万円を自分の口座に入金したという。 中村社長は「法に触れる認識はあったが、忙しくて判断能力を失っていた。軽率だった」と陳謝。引き出した２５７万円は「社長営業費として使った」と私的流用は否定した。 中村社長は６２年県庁入り。東京事務所次長や商工労働部長などを経て退職。２０００年春から現職。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021029-00000412-yom-soci |