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2002年10月29日(火) 19時36分

覚えのない有料電話情報料金請求で相談殺到、170件−−県消費生活センター/福井毎日新聞

 利用した覚えのない有料電話情報料金の請求書が県外の大学に在学中の学生らの実家に集中して送りつけられ、県内では、県消費生活センターが多数の相談を受けている。名簿を入手した悪質業者が手当たり次第に送付していると思われ、同センターは支払わないよう注意を呼びかけている。 【八重樫裕一】
 同センターによると、28日の相談件数は約170件に上った。請求書は今月26日に集中的に届き、週明けの28日、一気に相談が寄せられたらしい。送付されているのは全県にわたり、主に今春県内の高校を卒業し、県外の大学に入った学生の両親宅で、学生あて。一部、実家に同居中のケースもあるという。
 いずれも封書の同じ内容で、「有料電話情報サービスの有料代金分が滞納されている。回収代行を受け連絡する。本状到着後3日以内に下記銀行口座に振り込むこと」と指示。さらに、入金や連絡がなく、3日以上経過した場合は、「自宅、勤務先、学校に回収員がうかがう」「法的手段を含め、債権譲渡ならびに近辺への追跡調査を取る」としている。
 請求金額は、「1万9260円」「2万7630円」「3万2450円」の3種類に分かれ、振り込み口座と名義、業者名、住所(関東地方)も同じだという。
 同センターは、高校の卒業生名簿などを入手した業者が送付しているとみている。これだけ大量の悪質請求が集中するのは異例で、富山県や石川県などでも同様の相談を受けているという。
 同センターは「脅しまがいの文句も並べてあるが、不安になってかかわりたくないと一度払うと、新たな請求を受ける恐れがある」として、利用していない場合は、絶対に請求に応じないようアドバイス。利用した可能性があったとしても、回収代行などは疑わしいため、当面は様子をみるよう求めている。
 また、業者の電話番号も記してあるが、「問い合わせなどをすると、逆に自分の電話番号など個人情報を知られる可能性があり、電話もしないように」と話している。他に、業者が何らかの行動をした時のため書類を保管する▽脅しや根拠のない悪質な取りたては警察に届ける▽トラブルになりそうな時は早めに消費生活センターなどに相談する——を呼びかけている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021029-00000001-mai-l18

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