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2002年10月28日(月) 12時33分
民家からミイラ化した遺体、新興宗教がらみ？ 福岡（朝日新聞）福岡市早良区内野５丁目の無職上野治二さん（７０）方で２７日午後７時半ごろ、ミイラ化した女性１人の遺体が見つかった。上野さんの長男（４１）が「悪臭がする」と西署に届け出て、駆けつけた署員が見つけた。西署の調べでは、上野さんの妻（６３）は新興宗教にかかわっているという。同署は関連を調べるとともに、死体遺棄の疑いもあるとして２８日午前１０時から現場検証を始めた。遺体を司法解剖して死因などを調べている。調べでは、遺体は１階６畳和室でビニールシートと毛布の上に寝かされ、白い布か紙のようなもので巻かれていた。和室の入り口にはたんすが置かれており、遺体が見えないようにしてあったらしい。 同署によると、上野さん方は夫婦と長男の３人家族で、ほかに同居している女性が２人おり、遺体はそのうちの一人とみられる。女性はいずれも妻の友人で、調べに対し、妻は、遺体は福岡市早良区の５７歳の女性だと話している。この女性については、東京都に住む娘から今月１０日、「母と連絡がつかない」と同署に相談があったという。 長男はふだん２階で生活しており、「異臭には気づいていたが、遺体があるのは知らなかった」と話しているという。 現場は福岡市の南西部にある山あいの閑静な住宅街で、上野さん方は２階建ての一軒家。近所の人によると、家の前には宗教団体のような名を記した看板が常にかけられ、その名前は頻繁に変わっていたという。 (11:34) |