悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年10月24日(木) 00時00分

 元職員が2000万円横領 神戸弘陵高神戸新聞

 教職員への解雇通告や会計処理をめぐり、理事長側と教員側が対立している神戸市北区の神戸弘陵学園高校(盛善照理事長、楠田信照校長)で昨年四月、当時の事務職員が生徒の修学旅行積立金など約二千万円を使い込み、全額を返済した後、解雇されていたことが二十三日、分かった。

 関係者によると、昨年四月、事務職員が職員旅行などの際に使う積立金の口座が無断で解約されているのが発覚。

 会計事務を担当していた事務職員を追及したところ、生徒の修学旅行積立金など約二千万円の着服を認めた。競馬などの遊興費に使ったという。

 同校はこの問題のほか、二〇〇一年度の決算書が大幅に遅れるなど、会計処理をめぐり教員側と理事長側が対立。教職員組合は今年四月、「会計処理を適正化するよう指導してほしい」と、兵庫県教育課に横領の経緯を報告した。

 同課は改善を求め、同校は八月九日、通帳の管理は事務長が行う▽通帳を使用する場合は学校長や事務長の承認が必要—などとする報告書を県に提出した。

 同校では、盛理事長が九月、職員会議を妨害したとして教員三人と事務職員一人を懲戒解雇。処分された教職員の通勤を阻もうと校門に警備員を常駐させている。さらに、解雇後も授業を続けている三教員の授業は「単位を認めない」との方針を示すなど、混乱が深まっている。

 文部科学省私学行政課は「生徒への影響が出ないよう県は監督官庁として適切に対応すべきだ」としている。

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/021024ke80130.html

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ