「闇金融」問題：所在地確認できない９２業者を抹消　東京都（毎日新聞）

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2002年10月23日(水) 20時16分

　違法な高金利で被害が拡大している「闇金融」問題で、東京都は２３日、営業所在地が確認できない９２業者の登録を取り消した。

　今年６月の立ち入り検査で、所在不明の業者名と電話番号を使い、別業者が経営する「ヤドカリ業者」が、法定上限利息額（年２９・２％）の最高約１７９倍の金利を徴収していたことが判明。都は８月、この登録を含め１７件を取り消しており、今回は今年度の第２弾。

　所在不明業者の登録取り消しは、９９年度に３４件あったが、００、０１年度は「苦情処理が多すぎて手がつかない」との理由でゼロだった。今年度は対策を強化するため、人員を１４人から２４人に増やしている。

　さらに、都は同日、最高約２４１倍の利息を取っていたとして台東区の「ラッキー」など６業者を１２０〜１８０日間の業務停止処分にした。　【沢田石洋史】

［毎日新聞１０月２３日］ ( 2002-10-23-20:16 )