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2002年10月19日(土) 12時51分

Windows機能を悪用する新手のスパムZDNet

 MicrosoftのWindowsが備える管理機能の「メッセンジャーサービス」を利用して、PCに広告をポップアップ表示させる新手のスパムが登場し始めている。

 メッセンジャーサービスは通常、ネットワーク管理者がメンテナンスのためにサーバを落とすことを全ユーザーに通知するといった目的で使われる。しかし、無作為に大量のスパム広告を流す手段としてこれが利用されるようになってきた。

 Microsoftによると、このメッセンジャー機能は多数の異なるプロトコルを利用してメッセージの送信が可能。スパム広告が流れるのはWindows 95/98/NT/2000/XPを搭載し、有効なアドレスでインターネットに直接接続されているマシン。ファイアウォールに守られたり、ルータに接続されているPCは影響を受けないという。

 米国に本拠を置きルーマニアで登録している企業のDirectAdvertiser.comは最近、メッセンジャー機能を利用して広告が送れるアプリケーションを開発、販売にあたっている。価格は700ドルで、2カ月で200本以上が売れたという。

 同社の創設者Kovacs氏は、このアプリケーションはスパムを目的としたものではないと強調。しかし、同社サイトには「もし、あなたが私のように大量の電子メールを送っているのなら、DirectAdvertiserを試してみるべき」といったユーザーの声が掲載されている。

 実際、メッセンジャー機能の悪用について注意を促すセキュリティ専門家が増えている原因は、DirectAdvertiserにあるかもしれない。インターネット上の出来事を監視しているボランティア団体MyNetWatchman.comの社長Lawrence Baldwin氏は、同ソフト利用者への聞き取り調査を基に、このソフトで1時間に10万通以上のスパムを送りつけることが可能だと推計している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021019-00000003-zdn-sci

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