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2002年10月15日(火) 22時50分
ＤＨＣ訴訟：文春側に１７０万円支払いを命令 東京地裁（毎日新聞）女性社員の待遇差別などを報じた「週刊文春」の記事をめぐり、化粧品会社「ＤＨＣ」（東京都港区）と吉田嘉明社長が、発行元の文芸春秋側に１０億円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁（北沢晶裁判長）は１５日、１７０万円の支払いを命じた。 問題となったのは０１年５月３１日号の「仰天内部告発 化粧品会社ＤＨＣ社長『女子社員満喫生活』」の記事。判決は「女子社員の昇進やボーナス額は吉田社長に気に入られるかで左右される」「採用や配属は顔で決められる」などと報じた部分に、名誉棄損を認め「女性へのブランドイメージが重要な企業の社会的評価を傷付けた」と述べた。 一方で、吉田社長が証人尋問に出廷しなかったため、一部の記事を「反論がなかった」として真実と認定。さらに「巨額な損害を主張しながら出廷もしないのは、訴訟態度として疑問だ」と指摘した。 【清水健二】 木俣正剛・週刊文春編集長の話 １０億円という法外な訴訟に、当方の主張が認められたとは思うが、納得できぬ部分もあり、判決をよく読んでから控訴するかどうか考える。 ［毎日新聞１０月１５日］ ( 2002-10-15-22:50 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20021016k0000m040125000c.html |