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2002年10月13日(日) 10時38分

取り扱い危険な家庭ゴミ、生産者側に回収義務付けへ読売新聞

 環境省は、廃棄物処理法を改正し、家庭ゴミのうち有害物質を含んでいたり、取り扱いが危険な製品については生産者に回収などを義務づける方針を固めた。年内に中央環境審議会の答申を得て、来年の通常国会に改正法案を提出する考えだ。

 生産者が使用後の製品の回収や処理をする「拡大生産者責任」の考え方はこれまで、容器包装リサイクル法などに盛り込まれてきた。今後は、リサイクルの可否とは無関係に、広い範囲の製品について生産者に処理負担を求めていくことになり、同省としては方針の転換となる。

 新たに拡大生産者責任が発生する製品には、在宅医療用の注射針、FRP(強化プラスチック)製品、エアゾール缶、消火器などが検討されている。

 これらは一般廃棄物処理の義務を負う市町村から、取り扱いが危険だとして苦情の多い製品。回収は生産者が担うことになると、注射針が飛び出さないよう工夫した製品設計の促進など、回収へ向けての改善も見込まれる。一般廃棄物の量を抑えることにもつながると期待される。

 2000年に制定された循環型社会形成推進基本法は拡大生産者責任の考え方を明記しているが、具体的な規制は、市町村が分別収集したビンやペットボトルを生産者が再資源化する容器包装リサイクル法、エアコン、テレビなどを生産者が引き取って再商品化する家電リサイクル法にゆだねられていた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021013-00000102-yom-soci

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