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2002年10月11日(金) 12時46分
中学校長１５０万不正引き出し、横浜市教委が告訴検討（読売新聞）横浜市中区の同市立仲尾台中学校で、同校の畑井勝也校長（５８）が、１９９８年４月から約４年間にわたって、生徒指導手引書の印刷を業者に架空発注するなどして、市の公金や生徒の教材費から計約１５０万円を不正に引き出していたことが１１日、明らかになった。引き出した公金は、学校中庭のベンチ代（約１３万５０００円）や図書室のエアコン設置代（１８０万円）に充てたという。畑井校長は、事実関係をほぼ認めており、同市教委は、刑事告訴など法的措置の検討も始めた。市教委によると、畑井校長は「生徒指導の手引き」や「パソコン・アラカルト生徒資料」など５種類の冊子を業者に架空発注したり、印刷・製本代を水増ししたりし、４年間に市教委の学校予算から合計３９万９３７５円を引き出した。市教委に請求する際には、業者の請求書を添えるなどしていたという。 さらに、畑井校長は、生徒から徴収した教材費で美術の副読本などを購入した際、実際には値引きを受けたのに、値引きしていない領収書を業者に請求するなどして、差額の約１１０万円を受け取った疑いも持たれている。 畑井校長は「割り当てられた予算ではやりくりが難しく、教育環境を整えたいという思いがあった。私的流用がないことを証明するため、領収書はすべて保管している」と話している。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021011-00000505-yom-soci |