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2002年10月07日(月) 03時03分

公認会計士試験の合否、発表前にHP掲載 指摘受け削除朝日新聞

 金融庁が7日発表する予定だった公認会計士2次試験の合否結果が、1日早い6日にインターネット上に掲示された。ネットの掲示板などを通じてこのアドレスが広がり、本物かどうか議論されたり、「発表」に受験者が一喜一憂したりする事態になった。

 掲載されたのは、今年5〜8月までに約1万3000人が受験した試験の結果。合格者1148人分で、受験番号や地域、職業、年齢別の合格者など分析結果もあった。

 同庁によると、担当者が4日、同庁のホームページ(HP)の作成を委託している業者に受験番号などのデータを渡した。業者がこれをもとにページを作成し、同庁のサーバーに入力した。業者は発表日(7日)にこのページが開けるよう、7日にHPのトップ画面にアクセス用のアドレスの案内を出す予定だった。

 ところがこのアドレスは、前回の合否結果ページのアドレスの中間部分「20011004」を、「20021007」に変えただけだった。このため受験生が前回アドレスをもとに推測して数字を打ち込み、今回の発表ページを見つけたとみられる。

 アドレスはネットの複数の掲示板に書き込まれた。受験者たちはネット上で「受かった」「だめだった」と情報交換し始め、「本物に見せかけた偽物ではないか」と疑心暗鬼に陥った人もいた。同庁は6日午後に朝日新聞社が指摘するまで気づかず、同午後8時前になってページを削除した。

 6日朝、アドレスを見つけたという受験生(24)は不合格だったことを発表の前日に知り、「気持ちの整理がつかないうちに結果を知ってしまって動揺した」と話していた。

 同庁では、以前から発表前に合格者のデータをサーバーに入力していた。同庁は「セキュリティーが甘かった。今後は別の方法を考えたい」としている。

(03:03)

http://www.asahi.com/national/update/1007/002.html

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