悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年10月05日(土) 15時20分

<カメラ付き携帯>法廷内持ち込み禁止相次ぐ 隠し撮り防止策毎日新聞

 カメラ付きの携帯電話にレッドカード——。法廷内での隠し撮りを防止するため、裁判所が撮影機能のある携帯電話の持ち込みを禁止するケースが全国で相次いでいる。大阪地裁では、イトマン事件の公判の際に撮影される騒ぎがあり、裁判所も自衛策に乗り出した形だ。

 法廷内の撮影は、裁判所傍聴規則で禁止されている。大阪地裁は、大阪教育大付属池田小の乱入殺傷事件の公判が3、4回目を迎えた今年2月ごろから、裁判長がカメラ付き携帯電話の持ち込みの禁止を指示している。開廷前の所持品検査で確認し、傍聴人の同意の上で職員が保管している。普通の携帯電話は電源を切ったうえでの持ち込みを認めている。

 7月30日にあった元大阪高検公安部長の汚職事件の初公判でも同様の措置をとった。公判の度に2、3台の携帯電話が預けられたこともあるという。大阪地裁では01年ごろ、イトマン事件の許永中被告(55)の公判で、傍聴席の男性がカメラ付き携帯電話で法廷内を撮影し、気づいた職員が写真のデータ削除を求めたケースがあった。

 和歌山地裁では今年6月5日の毒物カレー事件の公判で、持ち込みを禁止した。東京地裁でも事件によっては同様の対応をしているという。大阪地裁総務課は「カメラ付き携帯電話がこれだけ普及すると、今後も裁判長が禁止するケースが出てくるのでは」と話す。

 業界大手の「J—フォン」(東京都港区)によると、8月末現在の携帯電話契約数1290万台のうち、カメラ付きは48.9%の約632万台を占めるなど普及している。携帯電話各社は、スカートの中の盗撮など本来の目的外の使用が問題化していることから、悪用防止のため、シャッター音を消したり小さくしたり出来ない構造にしているという。 【坂巻士朗】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021005-00001075-mai-soci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ