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2002年10月03日(木) 15時20分

<第一興商>立ち入り検査 独禁法違反容疑で 公取委が毎日新聞

 カラオケボックス「ビッグエコー」を運営する業界最大手の第一興商(東京都品川区)が、自社系列のレコード会社が管理する歌謡曲などを、他のカラオケ会社に使わせないようにして、業者間の競争を阻害している疑いが強まり、公正取引委員会は3日午前、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで、同社本社ビルなどの立ち入り検査に入った。

 カラオケ会社が、カラオケボックスなどで、作曲家などの著作権者と専属契約を結んでいるレコード会社の曲(管理楽曲)を使う場合、個別に交渉し、利用許諾を得る必要がある。

 関係者によると、第一興商は自社系列のレコード会社が著作権を管理する曲について、他のカラオケ会社に利用許諾を与えないようにしている疑いが持たれている。

 第一興商は、小林旭さんらのCDを販売するガウスエンタテイメント(品川区)や、千昌夫さんらの曲を扱う徳間ジャパンコミュニケーションズ(同港区)を子会社としている。公取委は、こうした曲が他のカラオケボックスでは歌えないようにするなどして、不当に差別化を図ろうとしているとの見方を強めた模様だ。

 一般的な曲の著作権は、著作権者が社団法人・日本音楽著作権協会(JASRAC)に委託して管理されている。これらの曲をカラオケ会社が利用する場合、利用料をJASRACに払って利用許諾を得ることになる。第一興商は、JASRACに委託されていなかった70年以前の演歌などについて利用許諾を与えないようにしていた疑いが持たれている。

 第一興商の話 検査を受けているのは事実だが、詳しいことが分からず現段階ではコメントはできない。

 【武本光政】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021003-00001088-mai-soci

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