富山県内で５店舗を構えるスーパー「パルフェ」（本部・同県滑川市）のパスタ店（同市）と立山店（同県立山町）で販売された北朝鮮産マツタケ各１本に金属棒が混入していたことが２日、分かった。

　９月３０日夕、立山店で３本入りパックを買った客が１本の茎に釘状の金属棒２本（長さ４〜５センチ、直径３ミリ、重さ計４．４グラム）が刺さっているのを見つけ、県に届けた。県中部厚生センターが今月１日、系列店を立ち入り検査したところ、パスタ店でも針金状の４本（長さ４〜６センチ、直径１ミリ、重さ計１．５グラム）が見つかった。

　同スーパーは９月２７日、富山中央卸売市場から北朝鮮産マツタケ５キロを仕入れ、５０パックに分けて各店で販売していた。金属棒発見を受け、全店から残品を撤去した。

　富山市保健所によると、富山市内の総菜店などからも同様の苦情が２件あったという。県食品生活衛生課は「（北朝鮮での）出荷段階から混入していたのではないか」と話している。【広田正人】


［毎日新聞１０月２日］ ( 2002-10-02-19:47 )

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