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2002年10月01日(火) 20時44分

<本庄保険金殺人>八木被告に死刑判決 さいたま地裁毎日新聞

 埼玉県本庄市の保険金殺人事件の中心人物として、2件の殺人罪と殺人未遂罪などに問われた金融業、八木茂被告(52)の判決公判は1日午後もさいたま地裁で開かれ、若原正樹裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。若原裁判長は「人を人とも思わぬ鬼畜の所業。犯罪史上例を見ない巧妙で悪らつな犯行」と厳しく非難した。異例の集中審理で昨年3月の初公判から1年半のスピード判決となった。弁護側は控訴した。 

 判決は八木被告を一連の事件の「首謀者」と認定。検察側が最も重要な証拠と位置づけた小料理店長、武まゆみ受刑者(35)の証言について「具体的かつ迫真性に富んでいる」と信用性を認めた。武受刑者とともに共犯とされた2人の女性受刑者の証言とも「よく合致している」と述べた。「(八木被告は)自らはほとんど手を汚すことなく、殺害行為の大部分を共犯者に行わせた」と指摘した。

 元工員、佐藤修一さん(当時45歳)殺害について、弁護側は臓器から検出されたプランクトンを理由に「自殺による水死」と主張したが、判決は「プランクトン検査の試料に汚染があった」などと退けた。

 また弁護側は、元パチンコ店員、森田昭さん(当時61歳)の死亡について「風邪薬の長期多量投与で死ぬことはない」と反論したが、判決は「連用すると有毒な風邪薬とアルコールを与える行為全体が殺害行為」と結論づけた。

 一連の事件では、武受刑者に無期懲役▽パブ店員、アナリエ・サトウ・カワムラ受刑者(37)に懲役15年▽小料理店員、森田考子受刑者(40)に同12年が言い渡され、いずれも確定している。 【高島博之】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021002-00000005-mai-soci

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