悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年09月28日(土) 19時16分

全日空副操縦士、あわや酒酔い乗務 出発7時間遅れる朝日新聞

 全日本空輸の副操縦士(51)が乗務の約6時間前に酒を飲み、酔いをさますために飛行機の出発が約7時間遅れるトラブルがあったことが28日、わかった。同社の運航規定に違反しており、国土交通省は同社に厳重注意するとともに、再発防止の徹底などを指示した。

 全日空によると、トラブルがあったのは今月13日のベトナム・ホーチミン発成田行き932便(ボーイング767型、乗客乗員117人)。同便は午後11時50分発の予定だったが、副操縦士は、所定の時刻に遅れて空港に到着した。酒のにおいをさせていたことなどから、機長の判断で、酔いがさめるまで出発を見合わせた。乗客は近くのホテルで待機し、同便は予定より約7時間遅れの14日早朝に出発した。

 同社の運航規定は「乗務開始の12時間前から飲酒してはならない」と定めているが、副操縦士は13日午後6時ごろ、ジンを約120ミリリットル飲んだという。「深夜便の前に睡眠をとろうとしたが、寝付けなかったので飲んだ」などと説明しているという。この副操縦士は機長資格も持っており、機長歴11年。現在は乗務停止となっているが、同社では厳重な処分を検討している。

 機長が出発を遅らせたことで、結果的に酒に酔った状態で乗務はしなかったため、航空法違反には当たらないが、同社から報告を受けた国交省航空局では運航責任者に口頭で厳重注意するとともに、9月中に詳細な社内調査結果と再発防止策を提出するよう指示した。

 全日空は「あってはならないことで、大変申し訳ない。今後このようなことがないよう、規定の順守やアルコール感知器の配備などを徹底したい」などとしている。

(19:06)

http://www.asahi.com/national/update/0928/016.html

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ