ヤミ金融業者を一斉告発　１７都道県の２千業者に（京都新聞）

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2002年09月20日(金) 00時00分

　法定金利を大幅に超える高利で貸し付け、暴力的な取り立てをする「ヤミ金融」の業者が全国的に問題となっているとして「全国ヤミ金融対策会議」（代表幹事・宇都宮健児弁護士）など５団体は２０日、各地で業者の一斉告発を実施し、東京都でも警視庁に出資法違反容疑などで約３８０業者の告発状を提出した。

　同会議はこれまでにも一斉告発を行ってきたが、今回が最大規模で、２０日には少なくとも１７都道県で計２０００業者以上を告発する予定。大阪府と香川県など４府県は別の日に実施する。

　最近は「１０日で４割」（年利１４６０％）、「１０日で５割」（同１８２５％）といった法定金利（同２９・２％）の５０倍以上の高利貸が増加。中には１００倍以上の金利の業者もあり「殺す」「家に火を付ける」などと暴力的、脅迫的な取り立てが目立ち、被害が深刻化しているという。