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2002年09月15日(日) 08時03分

通帳盗み偽造免許の身分証で預金詐取続出読売新聞

 郵便局や金融機関で偽造免許証を身分証代わりに提示され、預貯金通帳の現金が引き出される被害が相次いでいることが14日、関東郵政監察局などの調べで分かった。昨年4月から先月末にかけて郵便局だけでも全国で計123件に上り、使われた偽造免許証の中には同1番号のものもあった。同監察局などでは大がかりな偽造グループが存在している可能性が高いとみて、捜査を進めている。

 関係者によると、偽造免許証は台紙の素材などが本物とほとんど変わらず、触っても偽物と思えないほど精巧という。一方、一緒に使われた通帳の多くは、盗まれたものらしい。

 偽造免許証は、栃木県小山市にある銀行支店を訪れた女が7月、2通の盗難通帳を使って計355万円を引き出そうとした際にも使われた。女は、あらかじめ印鑑を押した払戻請求書を窓口に提出。行員から身元確認を求められると、免許証を提示したという。

 免許証に張られていた写真の背景の色が少し薄かったため、不審に思った行員が、通帳を作成した別の支店に電話で照会。通帳の名義人は自宅におり、通帳は盗まれていたことが判明した。女は気配を察知して行方をくらましたため、小山署は窃盗と詐欺未遂事件として捜査している。

 また、小山市内の主婦は昨年12月、盗まれた通帳を使われ、郵便局と農協から計200万円を引き出された。郵便局での身元確認の際、主婦の名前と住所が記載された偽造免許証が示されていた。関東郵政監察局が調べたところ、この時に使われた免許証番号は、東京や同県内で起きた不正な預貯金引き出しに使われていた偽造免許証の番号と同じだったという。

 偽造免許証が使われるケースは昨年初めごろから急増。郵便局からの被害報告123件の内訳は、関東が85件、東海が18件、近畿が8件。このうち、近畿では4種類の同じ免許証番号が、東海でも6種類の同一番号が確認されている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020915-00000301-yom-soci

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