大神容疑者の比国邸宅を差し押さえへ（スポニチ）

　ジー・オーグループの巨額詐欺事件で、元会長の大神源太容疑者（39）からの送金でマニラ首都圏に建設されたとみられるフィリピン人妻（38）名義の邸宅をめぐり、ジー・オーの破産管財人は14日までに、現地の裁判所に差し押さえの訴訟を起こすことを決めた。

　青森県住宅供給公社横領事件では、公社の請求に応じサンティアゴ裁判所がチリ人妻の豪邸を差し押さえ、競売にかけた。しかし法体系が異なる外国での訴訟だけに不透明さがつきまとい、管財人はマニラの弁護士に依頼して準備を進めている。

　フィリピン人妻は、マニラ首都圏モンテンルパ市の高級住宅街に約715平方メートルの土地と邸宅を所有。大神容疑者から送金された資金で建設されたとみられ、実勢価格は日本円で約6500万円とされる。

　またジー・オーが約13億円で買収した現地「ユニトラスト・デベロップメント銀行」の株は買収の経緯から、うち60％がフィリピン人３人の名義になっている。管財人は、この３人の株主に株の返還を求め交渉したが決裂。所有権確認を求め訴訟を起こす。

http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2002/09/15/04.html

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