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2002年09月13日(金) 14時06分
携帯通話記録を持ち出し、ドコモ子会社社員ら３人逮捕（読売新聞）ＮＴＴドコモの携帯電話の通話記録（２回線分）が、子会社の社員によって持ち出され、第三者に渡っていたことが警視庁保安課の調べで明らかになった。同課は１３日までに、子会社「ドコモ・システムズ」（本社・東京都港区）の社員嘉村英二容疑者（２６）（名古屋市）を電気通信事業法違反（通信の秘密侵害）と窃盗の疑いで、また、同容疑者に持ち出しを依頼した私立大嘱託職員田島稔（３９）（東京都八王子市）、同大職員根津丈伸（４１）（同）の両容疑者を同法違反と窃盗教唆の疑いで、それぞれ逮捕した。 調べによると、田島容疑者は、元交際相手の３０代女性とその知人男性の２人分の携帯電話の通話記録を調べられないか根津容疑者に相談。根津容疑者から依頼を受けた知り合いの嘉村容疑者が今年４月２５日夜、勤務先の東京都江東区豊洲の「ＮＴＴドコモ」情報システム部で、２人の携帯電話の約１か月分の通話先や時間などのデータを印字して、その紙を盗んだ疑い。 データを受け取った田島容疑者が今年５月、男性らに「なぜ頻繁に連絡を取り合っている」などと尋ねたため、男性から同社に相談があり発覚、同社が警視庁に告訴していた。調べに対し、３人は容疑を認めている。これまでの同課の調べでは、現金授受は確認されていないという。 ドコモ・システムズはＮＴＴドコモの１００％子会社で、通話記録の管理業務などを担当している。 (9月13日14:06) |