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2002年09月05日(木) 19時21分
浄水器訪問販売に注意 電話でアンケ、その後自宅へ…試薬使い不安あおる ／新潟（毎日新聞）電話で水についてアンケートを行い、「お礼に浄水器をプレゼントする」と自宅を訪問して２０万〜３０万円の浄水器を売りつける商法が新潟市内で増えており、新潟市消費者生活センターは注意を呼び掛けている。アンケートは「お宅の水にさびが出ていませんか」「味はどうですか」という項目で始まり、家族構成などに及ぶ。「ありがとうございました。お礼に浄水器を送ります」と話し、実際に数日後、浄水器を持って自宅を訪れる。取り付けのためと家に上がり、試薬を使って水道水を検査して不安をあおり、「プレゼントするものでは効果が少ない」などと話し高価なものを勧める手口だ。 浄水器を売りつけられたとの相談は同センターに７月に７件、８月に９件寄せられ、そのうち７月の３件、８月の４件がこの手口。同市水道局にも「電話で水に関するアンケートをされた」という問い合わせが８月に約１５件と急増した。 水道水の検査で塩素に反応する試験薬を使い、赤紫や黄色に反応することで不安をあおる。これは１リットル中に０・１ミリグラムの塩素を含むように水道法施行規則で決められているため、当然の反応だ。同センターでは「おかしいと思ったら、クーリングオフ制度があるので早めに相談してほしい」と話している。【柴田真理子】（毎日新聞） |