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2002年09月03日(火) 19時51分

「痴漢冤罪」民事で逆転判決 痴漢行為を認定 東京地裁朝日新聞

 痴漢をしたかどうかが争われた刑事裁判で無罪判決を受けた男性(30)が、被害を訴えた少女(19)と両親を相手に慰謝料など472万円余の支払いを求めた民事訴訟の判決が3日、東京地裁であった。須藤典明裁判長は「男性の供述は不自然で信用できず、痴漢行為はあった」と刑事裁判とは正反対の判断を示し、男性の請求を棄却した。男性側は控訴する方針。

 痴漢騒ぎは00年2月にJR常磐線の電車内で起きた。男性は日暮里駅で警察官に突き出され、20日間の勾留(こうりゅう)後に起訴された。だが、東京簡裁は少女の供述が変遷したことなどから信用性が低いと判断し、無罪を言い渡した。

 民事訴訟で、男性側は少女がほかにも痴漢を捕まえて示談金を受け取っていたことを挙げ、金目当ての疑いがあると主張。目撃者もおらず、双方の供述の信用性が最大の争点となった。

 この日の判決は「痴漢行為は18分間も続き少女は動揺していた」と判断。「ほかの痴漢被害で示談金を得ているが、すべて加害者が非を認めている」「男性はパソコンの趣味もないのに、休日に普段より早起きして秋葉原に向かうのは不合理だ」などと述べ、痴漢行為を認定した。(19:31)

http://www.asahi.com/national/update/0903/027.html

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