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2002年08月31日(土) 21時29分

JR貨物列車が時速100kで暴走、徐行区間で居眠り読売新聞

 静岡県内のJR東海道線で7月、JR貨物の貨物列車(25両編成)の運転士(27)が居眠りし、時速40キロの徐行区間を約100キロで暴走していたことが31日、わかった。同社は国土交通省に事故を報告、運転士を無期限の乗務停止処分とした。

 同社などによると、列車は広島・東福山発東京貨物ターミナル行きで、7月12日午前4時すぎ、東海道線袋井—愛野駅間を走行中、線路の枕木工事のため、徐行規制となっていた約6メートルの区間を、速度を落とさずに通過した。運転士は、愛知・稲沢駅から静岡市の静岡貨物駅まで乗務した。運転士は「伸びをしたり、歌を歌ったりしたが、ついウトウトしてしまった」と話しているという。

 JR東海によると、徐行区間では列車通過後に工事を始めるため、レールを固定したボルトを一部緩めるなどの準備をしていた。

 JR貨物では、8月3日にも広島県内の山陽線で運転士が居眠り、上り坂で停止して500メートル逆送する事故があった。同社では「運転士の眠気防止策を徹底するとともに、非常停止装置などの改善をしたい」としている。

(8月31日21:29)

http://www.yomiuri.co.jp/04/20020831i513.htm

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