悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年08月30日(金) 00時00分

東電の不正告発は米GE元社員産経新聞

 東京電力による原発の検査記録改ざん問題で、経済産業省(旧通産省)に告発文書を送ったのは、沸騰水型軽水炉を開発した米ゼネラル・エレクトリック(GE)社の元社員で、2000年7月と同年暮れの2度にわたって同省に届いていたことが30日分かった。

 関係者によると、1通目の告発文書は、原子炉等規制法を改正して設けた「内部告発奨励制度」が施行された同年7月1日の数日後に郵送で同省に届いた。

 文書には、1989年に実施された福島第一原発1号機の点検作業の記録について「圧力容器上部にある蒸気乾燥器に複数のひび割れが見つかったのに、記録ではひびの数が減らされた」などと改ざんの具体的な内容が記されていた。

 東電は91年、応力腐食割れ(SCC)を理由に、問題の蒸気乾燥器の交換をGE関連会社のゼネラル・エレクトリック・インターナショナル(GEII)に委託。取り外された乾燥器は裁断され、放射性廃棄物として現在も同原発内の施設に保管されている。

 2通目の文書は2000年暮れに届いた。同じ元社員から「福島第一原発3号機で、圧力容器内に置き忘れていたレンチが、炉心隔壁(シュラウド)交換時に回収されていた」との内容だったという。

 東電側は「レンチを置き忘れていた事実は確認されていない」としている。

 【東電虚偽記載 関連記事】

http://www.sankei.co.jp/news/020830/0830sha136.htm

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ