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2002年08月29日(木) 12時22分

多重債務者に法定の250倍の金利で融資 貸金業者逮捕朝日新聞

 ダイレクトメールなどで多重債務者を狙い、法定の250倍の利息で融資していたとして、愛知県警は29日、出資法違反(高金利)の疑いで、東京都中野区中野1丁目、貸金業向井隆浩容疑者(25)を逮捕した。容疑を認めており、法定の400倍以上で融資した例もあったとされる。

 生活経済課と碧南署の調べでは、向井容疑者は東京都新宿区西新宿7丁目で、貸金業「サクセスプランニング」を経営。4月から7月にかけて、愛知県碧南市の主婦(47)ら7人に計15回にわたり計37万9千円を融資した際、法定金利(年29・2%)の45〜250倍の金利で計37万1千円の利息を受ける契約をした疑い。250倍の場合、5千円の融資に対し、1週間後に1万5千円の利息を受けていた。このケースでは、出資法の規定で60円までしか利息を受けられない。

 向井容疑者は4月、貸金業の知事登録を受けずに開業。7月に県警が家宅捜索するまでの約3カ月間で、全国の約640人に計1200万円を融資し、2400万円の利益を上げていたとされる。中には、5千円の融資に対し、4日間で法定の417倍にあたる2万5千円の利息を受けた例もあったといい、さらに余罪を調べている。

 借りた人の8割は多重債務者で、6割は女性。向井容疑者は同業者や名簿屋から多重債務者のリストを入手するなどして、「新規キャンペーン、30万円まで即決」「来店不要、即日融資」などと、ダイレクトメールや電話で全国に勧誘。実際には5千円から6万5千円程度の小口だけで高利の融資をしていた。電話で資産状況や家族構成まで聞き出して顧客の口座に振り込み、返済が遅れると家族や親類の勤務先にも電話をして、荒っぽい口調で強引な取り立てをしていたという。

(12:05)

http://www.asahi.com/national/update/0829/012.html

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